MSB-blooming <人生を全力で楽しむ!ためのブログ>

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<役員への道のり 8歩目> 役員の女性比率はなぜ低い?女性が役員になるために必要なことは男性と違う??

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 役員を目指して、日々頑張っている様子をブログで記録しています。

 

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・・・ところで、女性で役員って、やっぱりまだまだ少ない気がしていますが、実態はどうなのでしょうか?

ちなみに、私の会社ではまだ女性役員はゼロです。

未だかつて女性が役員に就いたこともありません。

 

という訳で今日は、役員の男女比や女性で役員になるために、を調べながら書いてみたいと思います。

 

日本の女性役員はまだまだ少ない 

 役員の男女比について調べようとしたら、男女共同参画局のページにたどり着きました。

www.gender.go.jp

 

このサイトによると・・・

2012年から2019年の7年間で、上場企業の女性役員数は約3.4倍に増え、着実に成果が上がってはいるものの、その割合は、依然として5.2%(2019年)と低く、諸外国の女性役員割合と比較しても低い水準にとどまっています。 

 

上場企業における女性役員の数はここ7年で約3.4倍になっているそうです。

それだけ聞くと、かなり多くなっている気がするのですが、まだまだ諸外国に比べると低い水準とのこと。

元々の数が大分少なかったということなのでしょう。

 

平成25年4月には、総理から経済界に対し、「役員に一人は女性を登用していただきたい」との要請を行いました。 

 

こんな風に、経済界に対して総理が直接働きかけもしているようです。

政府としての目標は、2020年に指導的立場に女性の占める割合が、少なくとも30%程度になるように、とされています。

そこに向かう第一歩として、役員に一人は女性を登用してください、という要請が出されたのです。

なぜ女性役員は少ないのか

政府が目標を掲げなければいけないほど、なぜ日本の女性役員比率は低いのでしょう。

いろいろ調べてみて、下記の3点が浮かび上がってきました。

  • そもそも正規雇用で働く女性の数自体が少ない
  • 女性にとっては役員になる負担が大きく、尻込みしてしまう
  • 育児や介護、家事など、家庭での役割が大きく仕事に重きを置きづらい

まずは、そもそも女性の非正規社員割合が高く、役員候補となりうる正規社員の女性が少ない可能性があります。

女性は結婚や出産のタイミングで一旦離職し、その後非正規社員で働く割合が高いことが考えられます。

 

経済協力開発機構(OECD)の調査によると、2012年の日本の25歳から54歳までの女性の平均就業率は69・2%。

約70%なので、一見高く見えます。

ただし、その約50%を超える人たちが非正規社員として働いているのです。

 

女性は子育てや介護、家事など家庭のことを、男性は仕事を、という傾向が強いことが見て取れます。

 

続いて、アイデムが2016年に行った従業員規模100人以上・正社員30人以上を雇用し、5年以内に妊娠した女性正社員がいる1,428社を対象にしたWEBアンケート結果を見てみます。

「女性管理職が少ない(いない)理由」として実際の企業から挙げられたのは、

  • 女性本人が希望しない

が最も多く、43.3%だったそうです。

2位以下の項目については以下の通り。

  • 2位:女性の多くが管理職になるまでに退職する(35.7%)
  • 3位:そもそも女性社員の比率が低い(35.4%)
  • 4位:知識・経験・能力が管理職になるための基準に達していない(26.7%)

 

やはり、出産や育児などで一旦退職することでキャリアがストップしてしまう(知識や経験が同世代の男性に比べて少なくなってしまう)ことや、女性自身が管理職になることを望まない、という様子が伺えます。

望まない、ではなく、実際は家事や育児が自分メインになっており、家族の協力を得られないため諦めてしまっている可能性も考えられます。

 

女性役員を増やしていくためには、出産や育児などで退職しなくても済み、かつ、休んでいる間に知識を付けられるような制度があるといいのかもしれません。

また、女性の育児や家事負担割合を見直す必要がありそうです。

女性が役員を目指すために必要なことは、「夫や家族の理解と協力を得ること」

上記のような状況を踏まえて、基本的に、役員に求められるものが男女で変わることはないとすれば、女性が役員を目指すために必要なことは、下記3点にまとめられると思います。

  • できるだけ結婚や出産があっても退職せずに働き続ける
  • 出産や育児でキャリアがストップしてしまった場合は、その分を補えるように積極的に学んだり経験を積む
  • 普段から育児や家事を夫と平等に分担する、もしくはできるようにしておく

 
まとめ

いかがでしたか?
女性役員の割合を増やしていくためには、結婚や出産などのライフイベントがあっても、退社せずに働き続けられる会社環境も大切、と言えそうです。

また、産休・育休中を上手く資格取得などの時間に充てたり、家事や育児を家庭内で上手く分担できることも重要になってきます。

ちなみに、我が家の場合は比較的、家事や育児の負担を平等にできています。
(旦那さんが料理好きなので、かなり助かっています!)

なかなか難しいかもしれませんが、やはり「夫や家族の理解と協力を得ること」が一番大切なことのような気がしますね。

 
女性役員を増やしたいと考えている企業や、役員を目指したい!と考えている女性の参考になれば幸いです!

 

<つづく>